ダイエット中に嘔吐すると太るのか痩せるのか?
ダイエットをしているのに痩せにくいとつらいですよね。
そんな時「嘔吐すると痩せるのでは?」と考える人がいます。
ダイエット中に嘔吐するとどうなるのでしょうか?
今回は上記の内容を中心に書いていきますね。
ダイエット中に嘔吐するとどうなる?
嘔吐をする事で、吸収されるはずの栄養素が吐き出されます。
つまり普段より摂取カロリーが減るという事です。
摂取カロリーが減るので当然体重も落ちます。
「運動せずに、更に好きなものも食べられて痩せられるなんて最高」と思うかもしれません。
しかしそれはあくまでも一時的です。
嘔吐を繰り返していると『過食嘔吐』になりやすくなってしまうのです。
食べ過ぎると血糖値が急激に上昇します。
血糖値が上昇するとインスリンが分泌されます。
インスリンにはエネルギーを蓄える働きがあるのですが、それはつまり『脂肪を蓄える』という事なのです。
更に常に嘔吐していると体は本能的に飢餓状態だと勘違いして、それをどうにかしようと必死になります。
そのため胃に残ったものや、新たに摂取したものから最大限に栄養を吸収しようとします。
これらの理由により、嘔吐するのは避けた方がいいでしょう。
他にもこんな悪影響が!
嘔吐をする事で、太る以外にも以下のような悪影響があります。
吐くことによって歯が溶ける
胃に入ったものを吐き出す時、食べ物だけでなく一緒に多くの胃液も出てきます。
胃液はpH1~2と、お酢よりも高い酸性です。
その酸は歯のエナメル質や歯そのものを溶かしてしまうんです。
ボロボロになった永久歯は『酸蝕歯』と呼ばれ、ちょっとした衝撃でも簡単に折れてしまう状態になります。
この状態になってしまうともう二度と元には戻りません。
月経不順や無月経を引き起こしやすくなる
嘔吐する事で必要な栄養素が摂れないと、女性ホルモンのバランスが崩れます。
その結果、月経不順や無月経になってしまうおそれがあるんです。
無月経を放置していると不妊の原因となったりします。
また、閉経したのと同じ状態になって更年期障害や骨粗しょう症など、老化現象が現れる可能性まであります。
健康に、そして美しく痩せたいのであれば吐いて痩せるのは絶対にしないようにしましょう。