ダイエット停滞期に有酸素運動は効果的か?無意味か?
ダイエットといえば有酸素運動が効果的といわれています。
果たしてダイエット停滞期であっても有酸素運動は効果的なのでしょうか?
それとも無意味なのでしょうか?
今回は上記の内容について書いていきますね。
ダイエット停滞期に有酸素運動は効果的?無意味?
一般的に有酸素運動は、脂肪燃焼に効果的といわれています。
しかしそれは通常時の場合です。
ダイエット停滞期に長時間やり続けると、脂肪が燃えにくい体質となってしまうおそれがあるんです。
脂肪を燃焼する働きのある『UCP』というタンパク質があるのですが、停滞期はCUPの割合が減ってしまうためです。
何故このUCPが長時間の有酸素運動で減ってしまうのでしょうか?
その理由は筋肉と関係しています。
筋肉には大まかに分けて、
速筋線維(そっきんせんい):短い時間で大きな力を発揮するタイプの筋肉
遅筋線維(ちきんせんい):長い時間で小さい力を発揮するタイプの筋肉
の2種類があります。
速筋線維が多い人の方がUCPの割合も多くなるので痩せやすいといえます。
ところが、海外の研究によって『長時間の有酸素運動により速筋線維は減ってしまう』事が判明しています。
つまり有酸素運動をし過ぎると、脂肪を燃焼する働きのあるUCPの割合を減らす事になるんです。
その結果、脂肪が燃えにくい体質になってしまいます。
脂肪が燃えにくい体質にならないようにするには
脂肪が燃えにくい体質になるのは避けたいところです。
そうならないための対策があるので見ていきましょう。
《解決策 その1》有酸素運動を20~60分以内に抑える
脂肪燃焼を目的とした有酸素運動をする場合『最低20分、長くても60分以内』に抑えましょう。
20分以下だと消費カロリーが少ないので脂肪燃焼の効果が期待できず、60分以上だと長過ぎるのでUCPの割合が減ってしまいます。
また、脂肪燃焼が最も効果的なのは朝食前という調査結果があります。
なので有酸素運動は朝食前に行うようにしましょう。
《解決策 その2》有酸素運動+筋トレをする
有酸素運動の時間を調整する方法以外に、筋トレをするという方法もあります。
筋トレをすることで速筋線維が増えるため、結果的にUCPも増やせるからです。
でも『筋肉をつけると体重が重くなる』って言いますよね。
確かにそれは事実なのですが、同じ重さの脂肪と筋肉を比較した場合、体積は脂肪の方がなんと25%も大きいんです。
体重を落とす事が目的なら、筋トレをすると体重が増えてしまうのでオススメできません。
ただスリムな体型を目的としているのであれば、筋トレをして筋肉をつけて体脂肪を落とす事が重要です。
ダイエット停滞期は体重が減らなくなるため、焦って有酸素運動を増やしがちです。
しかし長時間の有酸素運動は逆効果なので上記の解決策を実践してみてくださいね。